シェケナベイベー

れっつだんしんぐ!

Unityリハビリめも

しばしUnity学習をサボってたおぢさんw

まずは最新の環境チェックから。

 

Unityエディタバージョン

LTS版は2021.3.8f1を確認。通常通り従来LTS版の改良、改善ルート。

最新版は2022.1.3f1を確認。以下のテーマへの注力が見られる。

・HDRP/URPモデルへの更なるシフト

・DOTS対応。緩やかではあるがDOTS方向への移行は確実に

・2D機能の充実は一段落の気配

 

なおUnityHUBも地味にアップデートで3.2.0へ。

 

最新Techデモなど

youtu.be

電ファミニコの解説動画が分かり易い。筋肉やFur表現はCG業界初期からある注力テーマであるが、プリレンダでないリアルタイム描画でもここまで来たのだなぁと感慨深い。

ライバルUE5の方が派手さでは先行してる感もあるが、これらをツールとして落とし込む手法としてはUnityに蓄積がある。すなわち本デモでの技術は現在βであるが近日リリース予定の2022.1.3f1に搭載予定であるからだ。

 

まず体感レベルではあるが実際に触った限りにおいてUE5はPCとGPU力任せでゴリゴリ描画しているツールの手応えなのだw 言い換えれば最先端のマシンを開発機に用意できれば非常にパワフルなのがUE5エンジン。そしてそれをそのまま製品化出来るかと言えば微妙。デチューンを必要とするだろう事は想像に難くない。なお悪い事ばかりでもなく、先端を突っ走る事でのみ得られる技術の蓄積が時代を作って来たのも事実でありいずれ民生レベルに落とし込まれるのは時間の問題ではあるのだ。

 

対するUnityは現場での実用的な開発エンジンたろうとするポジションを取っている。ミッドスペックPC&GPUであれば十分恩恵を受けるであろう範囲での美麗な表現力をエディタレベルで提供し、成果物に関しても市場に出回っている物を可能な限りカバーすべく整備している印象は強い。だが同時にそれゆえにスピード感や先端感にはUEエンジンに一歩譲るというのがUnityの立ち位置でもあると思われる。

 

IronSource社との絡み

Unity買収劇のニュースが多少流れて来ていたのは既知であるが詳しくは調べて無かった。ざっくり理解するに

・IronSource社はイスラエルにHQを置くモバイル広告を主力とする世界企業。

・IsonSource社自身も開発エンジンを持っているがUnityを取り込めればカバレッジ範囲が爆発的に広まる期待。Unity側はどうしても弱かったマネタイズ部分をIronSource社のノウハウに期待出来るという事で、わりとWin-Winな合併策とみられる。

・そこに待ったをかけたのがIronSource社と近しいAppLoving社。こちらはUSAはLAがHQで自社ゲームエンジンは持たないがモバイルに関するマネタイズに特化した企業の印象。

 

共通するのはモバイルプラットフォーマーはまだイケるとの判断であろうか。フリーミアムモデルは失墜の気配は強いが、まだマネタイズ可能な手法は十分残っているとの判断であろうし、確かにコンソールゲーなどとは比較にならないユーザ数が眠っているのも確かである。

 

となれば汎用開発ツールを目指すUnity社としては何処かのモバイルに強い企業と手を結ぶのは悪い判断では無いと同時に、開発者もなんらかのモバイルデバイスでのリリースを今後強く意識して行く流れはトレンドになるのだろうなーとも。

 

AI方面への対応は?

こちらはニュースがGigazineでしか確認出来ていないので信憑性は怪しい。

gigazine.net

がしかし、AI分野は有力ではあるが既にビジネス的にはレッドオーシャン化が早々に起きるであろう事も分かり易く、昨今であれば例のmidjourneyではないが開発した技術で自分たちの食い扶持を食ってしまう危うさも感じ取れる。

 

ならばと言う判断で早期にAIに関する開発人員を捨てたと本記事から読めなくもない。切られた人材がAI分野であるなら引く手数多であろうしなぁ。日本的肌感からするとレイオフは悲劇に映るがあちらではごく普通であるし、なんなら自分から積極的に渡り鳥して行く文化だもんな。

 

ゆえに、Unityに関するAI機能開発に関してはいったん停止しているのかもしらんね。UnityでML学習も提供されていたけど、その後に続くコンテンツが一向にリリースされぬし。